和田産ナツメ
About me
中川正道。四川省公認の四川料理の専門家、麻辣連盟総裁、時色株式会社代表。2002~2006年まで四川省に滞在、四川料理に魅了される。2012年に単身、四川省へ行き、四川の仲間たちと200店舗の四川料理店を食べ歩き「おいしい四川」サイトをリリース。2014年夏に日本初!四川料理食べ歩きガイドブック「涙を流して口から火をふく、四川料理の旅」を出版。2日間で6.5万人を動員した四川フェス主催。得意技は四川料理、デザイン、巻き込み力。


中国から妻へのお土産はいつもなつめ

成都取材へいくとき、妻から買ってきてほしい!
といつもリクエストされるのが、「新疆ウィグル和田産のナツメ」。

一日食三棗, 青春永不老 – 毎日3つナツメを食べたら一生年を取らない

という古くからの言い伝えがあるほど、

 

ナツメは美肌効果にすぐれ、

アンチエイジング効果が絶大。

 

中国でも、ナツメは女性にとても人気があるので、
成都市内のイトーヨーカドーでも、色々な種類のナツメブランドがあります。

 

その中でも 中国人に人気が高く、有名なのが「新疆ウイグル和田産のナツメ」。

なぜ、和田産のナツメなのか?

 

健康オタクの妻いわく、和田産をおすすめする理由は3つあります。

 

  1. 上品でナチュラルな甘さ
  2. 食べ応えのある肉厚な果肉
  3. びっくりするくらいの大きさ

 

和田産のナツメを食べたら他のナツメは食べれなくなるほど。

和田は、新疆ウィグル自治区にある地方都市で、
中国語では(ハァーティエン)と発音します。

この和田産ナツメは中国各地の市場、スーパーで買うことができ

例えば、四川省成都市のイトーヨーカドーにいけば、

1級~3級のグレードで和田産ナツメを見つけることができます。

※参考価格:2級で50元(770円)

 

漢方としてのナツメとは?

 

ナツメは、そもそも漢方生薬の重要な材料のひとつ。

 

大棗(たいそう)という名の生薬は、

 

  1. ナツメの実を5日間ぐらい日干し
  2. 蒸してから
  3. さらにまた日干しにする

 

というプロセスを経て、栄養を凝縮させた後

利尿、強壮、緩和剤などに配合されます。

 

中国最古の薬物学書にも記録が!

 

中国では二千年前の≪神農本草経≫に上品として取り上げられ、

ナツメには「補脾胃・養営安神・緩和薬性」の効能があると記されています。

胃腸の消化機能を調整して栄養分をしっかり吸収し、精神を安定させる作用があるため、

老化を防ぎ、肌を美しく保つことができます。

 

さらに、

動悸、息切れ、筋力強化、冷え症、貧血、骨粗しょう症予防、
不眠、多汗、免疫力向上、血圧降下、肝臓の強化(薬物の副作用緩和)
などなど、実に多くの効能で知られています。

日本でも、中華食材店にいかなくても、

Amazonなどで手軽に購入できるようになりました。

和田玉なつめ 新疆ウイグル産 1KG

 

ぼくも、たまに食べますが、
確かに、和田産のなつめは肉厚で、甘さが上品です。

 

妻は、一日三個で十分なのに、
三個でとまらないと喜んでいます!

 

参考リンク

*身近な中国医学のお話し
*なつめの食べ方・加工法
*湯先生の薬膳楼

 

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中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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