毛血旺(マオ・シュエ・ワン)は、鴨の血、毛肚(牛の胃袋)、黄喉(豚の大動脈)などを原材料とした激辛の伝統四川料理です。
真っ赤のスープにある動物の内臓ともやし、チシャなどの野菜に、唐辛子や花椒の濃厚な味が付き、とてもご飯がすすみます。四川人にとって麻婆豆腐や回鍋肉と同じぐらい重要なものだといっても言い過ぎではありません。
今回は、中華物産店で入手できる四川火鍋のソースで「毛血旺」を家で簡単に作る方法を紹介します。
調理時間:20分
食材 | 鴨或いは豚の血(350g)、毛肚(300g)、黄喉(300g)、タウナギ (2尾)、たこ(1匹)、スパム(300g)、もやし(適量)、チシャ(1本)、エノキタケ(適量) |
味つけ | 火鍋ソース(250g)、ニンニク(2片)、生姜(適量)、花椒(適量)、唐辛子粉末(適量)、乾燥唐辛子(適量)、豚骨スープ(適量) |
1.スープを作る
・油を加熱して、細かく切った生姜、ニンニク、唐辛子粉末を入れて炒める。
・火鍋ソースを入れて溶かす。
・豚骨スープ(なければチキンスープやお水でもよい)を入れる。
・スープを沸かしてろ過する。
2.食材を煮て、お皿に載せる
・チシャのスライスともやしを生のままお皿に入れる。
・タウナギを入れて2ほど煮る。毛肚(300g)
・スパム>たこ>鴨或いは豚の血>黄喉>エノキタケを順次に入れる。
・最後に毛肚を入れて、2分ほど煮る。
・片栗粉を水で溶かし、スープに入れる。
・火を消して、できた「毛血旺」をチシャともやしの入ったお皿に載せる。
3.油で唐辛子と花椒を炒めて、「毛血旺」にかける
・油を加熱して、乾燥唐辛子と花椒を入れて炒める。
・香が出たら「毛血旺」にかける。
・これで「毛血旺」が完成。
まとめ
「毛血旺」のスープを作るのは難しいので、今までなかなか家でできない料理でした。
火鍋ソースを使ったら20分だけで作れて、本当に便利ですね。
実は四川の若者に、火鍋ソースは豆板醤よりもよく使われている調味料です。
火鍋だけではなく、乾鍋、冒菜、水煮魚など、調味はかなり難しい四川料理でも簡単にできるようになりました。
ぜひ使ってみてくださいね!
四川料理レシピの関連記事
- 【中国発!白酒アイス】五糧液を使ったアイスクリームの作り方 2023年06月13日
- 【四川料理歴40年!宮保鶏丁の作り方】四川省成都五つ星ホテル錦江賓館の料理人がつくる「ピーナッツと鶏のピリ辛炒め」 Kung Pao chicken 2021年09月23日
- 旅する四川料理!屋我地島で見つけた豚の顔(チラガー)を鹵菜にする方法 2021年01月23日
- 仕上げは金の太陽花椒!四川のお母さんが教える家庭で作れる本場の麻婆豆腐の作り方 2020年10月29日
- 衝撃の旨さ!本場の汁なし担担麺が簡単に作れるヤマムロの担担麺がすごすぎる! 2020年08月01日
- 火鍋の素最強説!四川名物の鶏肉とジャガイモ煮込み(土豆焼鶏肉) 2020年05月22日
- 四川料理の定番おつまみ「青椒皮蛋」家で簡単に再現しよう! 2020年04月13日
- 家でゼロから四川麻辣火鍋を作る!本格火鍋の素の作り方と保存方法 2019年09月17日
- 下準備はたったの15分!四川風酸っぱ辛い浅漬け|「洗澡泡菜」(シーザオパオツァイ) 2019年08月26日
- 餃子とワンタンよりおいしい?!激ウマ四川「抄手」(チャオショウ)を作ろう!! 2019年08月02日
麻辣連盟 | 四川料理を愛する仲間たち
四川料理を愛し中華料理が大好き!麻辣連盟では普段日本で食べられている四川料理ではなく、本場の料理を皆で食べる食事会を中華料理店とコラボして、全国で開催します。食の好奇心に刺激され、まだ見ぬ大陸の味を日本で食しましょう!参加される方は入党ください!
【出版】四川省・成都を中心にした食べ歩き旅行の決定版
書肆侃侃房 (2014-08-25)
売り上げランキング: 30,730
SNSでも発信しています!
おいしい四川公式ページ
最新四川料理はツイッターにて!
【成都現地スタッフ更新!】今の四川現地グルメを公開中!
ご案内
プロも愛用!おすすめの香辛料と調味料
人気記事まとめ
- 重慶で知った!食べ方を知らなければ、四川料理はちっともおいしくない
- 「本場の火鍋は違うんです」を、熱く、しつこく語る -その1-
- 【保存版】湖南料理の最強おかず「辣椒炒肉」!豚バラと青唐辛子で作る激辛炒め
- 角煮の原型?中国で一番人気ある煮込み料理「紅烧肉」の簡単な作り方
- 湖南名物料理!魚の頭を唐辛子で蒸す | 剁椒魚頭
おいしい四川運営者について
辛い料理と食べ歩きを愛している方に、日本にはない本場の料理を食べるチャンスを提供する「四川料理の専門家・麻辣連盟総裁」の中川正道です
お気軽に友達申請ください。申請時は一言お願いします! facebookを見る
世界を遊び場に生きる
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。