酥肉(スー・ロウ)とは中国全国に流行っている豚肉の衣揚げ料理。
酥肉の食べ方はいろいろ。中国の各地域では、酥肉を暇つぶしのおやつとして食べたり、スープを作る時に入れたりしています。
四川では煮物や火鍋の素材としても使われ、季節を問わず一年中に食べられる人気食品。
うちのお父さんも特に酥肉を作るのが好きで、芽菜とじゃがいもの上に酥肉を載せて蒸したオリジナルのレシピに夢中。中学校の時には月に2回くらい食べていました(笑)
今回は四川風小酥肉の作り方とコツをご紹介します。冬の季節に、お酒のおつまみや、鍋の具材としてたくさん作っておきましょう!
作り方
小酥肉を作るには、漬ける、揚げると味付けの3つのステップがあります。
美味しくて食べ方がたくさんある小酥肉は、意外と食材も手順もかなり簡単!
早速、その作り方を見てみましょう!
調理時間:20分
食材 | 豚バラ肉(500g)、たまご(2コ) |
味つけ | 生姜(10g)、さつまいもデンプン(50g)、塩(5g)、砂糖(3g)、四川白酒(15ml)、刻みネギ(
適量)、花椒パウダー(1g)、キャノーラ油(1000g) |
1.豚バラ肉を漬け込む
・豚バラ肉を5mmほどの厚さに切る。
・生姜をみじん切りする。
・たまご2コ、さつまいもデンプン、生姜のみじん切り、四川白酒、塩、砂糖を入れる。
・お肉と充分に混ぜて、20分ほど漬け込む。
2.お肉を揚げる
・フライパンに油を入れて、150℃-180℃まで加熱する。
・お肉をフライパンに入れて揚げる。お肉がくっつかないように、軽くひっくり返す。
・お肉が金色になったら、一回フライパンから出す。油を200℃まで加熱して、もう一度お肉を揚げる。
・お肉が金色になり、少し焦げ目が出たら、お皿に出す。
3.味付して出来上がる
・お肉の上に花椒パウダーと刻みねぎを散らし、出来上がる。
小酥肉を美味しく作るコツ
四川はお酒の名産地。お肉の旨みを引き出し、臭みとるには四川産白酒(パイチュウ)がおすすめです。
四川白酒が手に入れにくい場合、他の白酒または料理酒を代わりに使っても問題ありません。
お肉を漬ける時にお水を入れず、たまごとデンプンだけを使うこと。衣がお肉から剥がれにくくなり、酥肉もサクサクで美味しくなります。
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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