まだまだ暑い日が続きますね…
この時期は冷たい料理より、酸っぱ辛い料理のほうが発汗作用があり、体をすっきりさせる効果があります。その理由としては、辛味と酸味が、エネルギー代謝を促進してくれるからです。
今回は四川の夏の定番料理、「酸湯肥牛」(スゥァン・タン・フェイ・ニィゥ)の作り方をご紹介します。
「酸湯肥牛」の作り方
「酸湯肥牛」は夏にポピュラーな四川料理です。作り方は人それぞれ。
四川泡菜(四川省で作られる乳酸発酵の漬け物)の代表的な泡酸菜(高菜の塩漬け)、泡酸蘿蔔(大根の塩漬け)、泡子姜(生姜の塩漬け)と野山椒(唐辛子の塩漬け)で作られたスープは、酸味が程よく辛味がおいしい!
調理時間:30分
食材など | 牛肉切り落とし(400g)、えのき(150g)、泡酸蘿蔔(2コ)、泡酸菜(1枚)、泡子姜(1コ)、野山椒(適量) |
味つけ | 豚骨スープ(500ml)、豚脂(30g)、胡椒(適量)、調理用油(適量)、刻みネギ(適量)、輪切り青唐辛子と赤唐辛子(適量)、料理酒(適量) |
1.準備
・泡酸蘿蔔、泡酸菜をスライス切ります。
・泡子姜、野山椒を細かく切ります。
2.調理
・鍋にお水を入れて、沸騰させます。同時に、塩と油を入れます。
・えのきを鍋に入れて茹でます。茹で上がりましたら、お水をよくきって、器に移動します。
・キレイな鍋にお水を入れて、沸騰させます。そして、牛肉を入れて軽く茹でます。お肉の色が変わったら、鍋から出します。
・鍋に豚油を入れて、泡酸蘿蔔と泡酸菜を炒めます。香りが出たら泡子姜と野山椒を入れて炒めます。
・お水と豚骨スープを入れて、煮込みます。泡菜の酸味をスープに出すように、長くじっくりと煮込むことがおすすめです。
・スープに白胡椒を入れて、先茹でた牛肉を入れて茹でます。その後、少し料理酒を入れます。フープが沸騰したら、牛肉を取り出して、先ほど用意しておいたエノキの上に載せます。
3.最後の仕上げ
・牛肉にネギと野山椒を散らし、油を加熱してかけます。これで出来上がります。
まとめ
「酸湯肥牛」を美味しく作るコツは、泡菜の特別な酸味と香りを出すために、強火で泡菜をじっくり炒めること。
泡酸蘿蔔、泡酸菜、泡子姜、野山椒などの食材はどこで手にれるのか?
実は今では日本の中国食材店で簡単に購入できます。例えば、池袋北口の楊成城、友誼商店など。
日本ではめったにないこの四川の夏の人気レシピを、ぜひ楽しんでみてください!
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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