About me
Ko jun Wang 。台湾生まれ、12歳の時に日本へ移住。ほぼ日本育ちの為、母国語である中国語以上に日本語が堪能!大の旅行好きなので、通年動き回っています。2016年より生活の拠点を成都に移し、美味しい四川のレシピ制作と翻訳に携わりながら、本場の中医学と漢方について学ぶ。


 

肉をビールやワインで煮込むとおいしくなることはよく知られておりますが

中華料理も例外ではありません。

 

今回ご紹介するのは、四川っ子達がお酒のお供に欠かせない料理、

「香辣啤酒鸭」(シャンラーピージョウヤー)です。

 

この料理の起源は17世紀、清朝の康熙帝が江南へ行幸の際、

思わぬ悪天候に見舞われてしまい、たまたま立ち寄った旅館で食事をする際、

酔っぱらった康熙帝が地元の名物料理であるカモ煮込みの中にお酒をこぼしてしまったことから、

この絶品料理が生まれたのだと言われています。

 

調理時間:1時間

食材 カモ肉(600g)、ビール(500ml)、葱、生姜、にんにく(それぞれ15g)、八角(2個)

花山椒(10粒)、干し唐辛子(3本)

味つけ 塩(5g)、砂糖(5g)、濃い口醤油(5ml)、料理酒(適量)

 

1.下準備をする

・カモ肉を水できれいに洗い、ぶつ切りにする

・葱をみじん切りにし、生姜とにんにくを片状に薄切りにしておく

2.炒めて煮る

・お水の張った鍋にカモ肉を入れ、ゆでます。お水が沸かし、灰汁を取ったらいったん鍋から出す。

・次にフライパンに油を引き、干し唐辛子、花山椒、八角、葱、生姜、にんにくを香りが出るまで炒める

・カモ肉を入れえ、きつね色になるまで一炒めしたら、醤油、料理酒を入れて炒める

・全体的に火が通ったら、食材が被るまでビールを入れて、強火で沸騰させたら弱火で約30~40分煮る

・最後に塩で味付けを調整する

 

まとめ

・カモ肉をゆで上がる際に、一度灰汁をきれいに洗い落とすと生臭さが残りません

・料理に彩りをプラスしたい時に、料理に赤色や緑色のピーマンや玉ねぎを入れてもおいしくできます。

 

「啤酒鸭」は、元々康熙帝が行幸した中国の湖南省であったことから、湖南料理の名物料理でありました。

 

そこから重慶市、四川省に渡り四川名物料理となり、花山椒や八角、唐辛子など四川料理に欠かせないスパイスを加えることで、カモ肉に深みを増しビールの麦の香ばしさで肉汁までまろやかに味わえます。

 

普段の晩酌やホームパーティーなどで、ビールが中途半端に残ってしまった時に、

是非試してみてはいかがでしょうか?

 

 

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中川正道
中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。