豆板醤が決め手！四川風ひき肉と春雨のピり辛炒め｜螞蟻上樹

成都に来てまだ間もない頃、

四川の友達と食事の約束をした日の出来事ですが、

あるお店に入り、オーダーもお任せしようと待っていたところ、

オーダーをする友人の口から、「螞蟻上樹」を一つください！と聞いた時

ゾッとしたことがありました。

螞蟻→アリ＋上樹→木に登る＝「アリの木登り」

ウサギ、カエルの次には、とうとうアリも登場したのか！！と思い、

少し心配して待っていたら、なんと！登場したのは、

日本でも大人気なあの料理、「マーボー春雨」でした。

調理時間：40分

1．下準備をする

・春雨は熱湯で5分ほど戻し、ザルにあけて食べやすい長さに切る

・生姜とにんにく、はみじん切りにし、葱がみじん切りと輪切りに分けておく

・豚ひき肉の下味付けに、＊印の調味料を入れ混ぜ、20分間おく

2炒める

・フライパンに油を引き、みじん切りにしたにんにくと生姜を中火で炒める

・豚ひき肉を入れ、全体が焼けるまで炒めたら、豆板醤を入れ炒める

・豆板醤が均一になるまで混ぜ炒めをし、ガラスープを入れ沸騰させる

・ガラスープが煮立ったら、春雨を入れ煮汁が少なくなるまで混ぜ炒めをする

・煮汁が少なくなったら、醤油、砂糖、胡椒を入れ味付けをし、花椒油を全体にかける

・お皿に盛り付け、最後に葱をちらして完成

まとめ

・「螞蟻上樹」は、最後にとろみをつけず、具材はとてもシンプルなのがポイント

・最後の仕上げに、花山椒を入れるとより四川風味になります

 

そもそも「マーボー春雨」という料理は、日本オリジナルであり、本場中国にはありません。

味付けはマーボー豆腐と似ている為、「マーボー」がつけるようになったそうですが、

その原型となる料理とされるのは、こちらの「螞蟻上樹」になります。

「螞蟻上樹」は、中国の四川と重慶地区の伝統料理の一つとして有名で、

細い春雨を枝に、ひき肉を小さなアリに見立てて名づけられています。

味付けも日本よりピリ辛です！

名前も味もインパクト絶大な「螞蟻上樹」

豆板醤と花山椒をプラスした大人のマーボー春雨を試してみてはいかがでしょうか？