深夜に食べる〆の麻婆豆腐
3週間前に長野県の移住。移住先は諏訪郡富士見町という八ヶ岳が見える標高950メートルある田舎町。
その富士見町には先進的な村長さんがいて、8年かけて50億円の財政赤字をなんとか黒字にする施策を作り、若い移住者促進のために森のオフィスを作る。その森のオフィスのテレワーク支援制度を利用して、今回、長野県富士見町へ移住、というわけです。
富士見 森のオフィス | 長野県諏訪郡富士見町
http://www.town.fujimi.lg.jp/shareoffice/
昨夜はその森のオフィスの前でテントは張り、新米パーティーが開催。新米に合うおかずをみなで持ってきて、ワイワイ食べながらのもうぜ!そんな会です。
ぼくは得意の四川料理でもも肉、内臓系を煮て、ラー油であえた麻辣鶏を作りもっていきました。
19時~スタートし、23時頃には10人ぐらいいたメンバーも半数に減り、小腹が空いたよね!っということで、深夜に麻婆豆腐を作ることに。
酔っ払っても大丈夫!どんな状態でも作れる麻婆豆腐
調理時間:20分(3~4人前)
麻婆豆腐 | 木綿(2コ) |
調味料&スパイス | 郫县豆瓣トウバンジャン(大さじ4)、豆鼓醤(大さじ1)、香辣醤(大さじ1)、にんにく(2コ) |
豚そぼろ | 豚挽肉、甜面醤、醤油 |
19時からまったり飲んでいたので、23時にはほろ酔い。そんな状態でもおいしく作れました。日々のマー活、麻辣キッチンの活動が活かされますね。
1.そぼろは事前に仕込んでおこう!
すぐ麻婆豆腐を作るためには時間がかかる工程である、そぼろは事前に仕込んでおくのがおすすめです。コツはパサパサになるまで炒めること。
・フライパンを熱し、少な目の油をいれ、豚挽肉を炒める
・水分がでてくるので、しっかりと強火でいためて、水分を飛ばします。
・パラパラしてきたら、醤油をいれて炒める。最後に甜面醤をいれて味つけ完了。分量は適量でOK。麻婆豆腐はしょっぱく辛い料理なので、少し甘めかなというぐらいにしておきましょう。
2.材料を用意する
麻婆豆腐に食材は基本的に豆腐のみ。ネギや葉にんにくもあればベストですが、豆腐だけでも全然OK。
・まずはにんにくをみじん切りにします。
・豆腐を賽の目に切り、ボールに入れます。
・豆腐が入ったボールに豆腐が軽く浮いている感じぐらいの水を入れます。この水(ベストはスープ)の量が麻婆豆腐のおいしさを決める大事なポイントとなります。
・最後に片栗粉を水で溶かしておきましょう。
・あとはフライパンの横に調味料を用意しておきます。
3.麻婆豆腐を作ろう!
フライパンはなんでもOKです。今回は家庭用のフライパンで作ることに。
・フライパンを熱して、多めの油を入れます。多めに入れる理由は調味料をしっかりと炒めるためです。通常の炒める際の5倍くらいの量を入れましょう(大さじ5ぐらい)。
・郫县豆瓣トウバンジャン(大さじ4)、豆鼓醤(大さじ1)、香辣醤(大さじ1)、にんにく(2コ)を油で弱火でいためます。油に香りをつけ、赤い色をつけます。観客がなんかいい匂いだ!というぐらい炒めましょう。焦げないようにフライパンを持ち上げてやるとよいですね。
・しっかり香りがでたら、そぼろいれて、一緒に軽く炒めます。
・次に豆腐をいれていたボールから、水を全部入れます。これでベースとなるスープができます。
・沸騰してきたら、味を調整。醤油などいれて塩分を整えます。
・そして、豆腐を入れます!
4.仕上げる
ここは強火で一気に煮たたせます。豆腐が崩れないようにお玉の裏で混ぜ、フライパンに焦げ付かせないようにフライパンをふりふり。
・いい感じで煮たってきたら、溶かした片栗粉を少し入れ、煮立たせます。
・熱で少しづつ固まってくるので、様子を見ながら、適量の片栗粉をいれて完成です。あまり入れすぎないようにしましょう!
・皿にできた麻婆豆腐をいれて、上に花椒たっぷりかけて完成です!!
作ってシェアする楽しさ
いつの頃からか、知り合いの家で、または自分の家で四川料理をつくり、みんなで食べて飲むというパーティーをするようになりました。
例えば、旅先ではその土地の食材を買って、その土地で作れる四川料理の調理法で料理を作ってみる。タイ、チェコ、グアテマラ、チュニジア、アイルランド・・・いろんなところで、四川料理を作り、知り合いにシェアしてきました。
四川料理をキッカケに生まれたコミュニケーションは数知れず。
料理を通じて、コミュニケーションをとると料理の新しい可能性に気が付きます。もし、旅行先で地元のお母さんの家で料理が食べれるような、地元人がドローカルなレストランやパーティーをガイドしてくれるようなサービスがあったら、最高ですよね。
来年はそんな「ローカル×食ガイド」のようなサービスを作っていきたい!と考えています。
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
四川料理マニアたちがつくる四川料理の祭典「四川フェス」主催。過去動員数累計24.5万人。四川料理、しびれ、麻辣、マー活ブームに火をつけ中華業界を盛り上げる。