大家、新年快楽!!
みなさま、お正月休みはいかがお過ごしでしょうか?
中国では、日本と違い、旧暦の正月(旧正月)で元旦を祝うので、
新暦の元旦から、多くの会社や銀行が営業していることに、
少しカルチャーショックを感じる、そんな2017年の幕開けでした。
さて、日本ではお正月におせち料理やお雑煮を食べることが伝統ですが、
中国では、地方によってそれぞれ違います。
そんな中、今回は私が小さい時に食べ慣れ親しんだ故郷の味、
台湾の新年に食べる「黒糖年糕」(ヘータン ネン ガォ)をご紹介します。
調理時間:2時間
食材 | 黒糖(200g)、もち米粉(200g)、トウモロコシ粉(100g)、ナツメ(1粒) |
1.下準備
・もち米粉とトウモロコシ粉をふるいにかけておく
・鍋を熱しておく
・型の裏全体に油を薄く塗っておく
2煮て、混ぜる
・熱した鍋に黒糖とお水を入れ、黒糖が溶けるまで弱火で煮て冷ます
・混ぜ合わせたもち米粉とトウモロコシ粉をボールに入れ、真ん中に少しくぼみを作り、冷ました黒糖水を流し込む
・全体がなめらかになるように混ぜ合わせたら、さらにダマがないように漉す
3.蒸して、炒める
・裏面に油を塗っておいた型に、混ぜ合わせた生地を流し込み、上にアルミホイルをしっかりかけておく
・強火で1時間15分蒸してから、さらに弱火で45分蒸す
・最後にナツメを生地の上にのせて、冷ます
・黒糖もちを食べやすい大きさに切って、油で表面が少しカリッとなったら完成
4.まとめ
・黒糖水が完全に冷めてから、粉と混ぜないと粘りが出て混ぜにくくなります
・黒糖もちは出来立ての状態では柔らかく、もちもちでそのまま食べてもおいしいです
「年糕」(ネン ガォ)とは、もち米を蒸して作る中国式のおもちです。
年糕の発音が「年年高」(年々上昇する、向上する)という意味を含め、
とても縁起の良い食べ物として、主に中国の南地域で新年に食べます。
私が小さい時、祖母がお正月に決まって黒糖年糕を作るのですが、
台湾では、さらに溶き卵を黒糖もちに絡めてから炒めます。
卵の香ばしさと黒糖もちの柔らかい甘味は、私にとって大好きな祖母の味
そして懐かし故郷の味です。
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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