今日は旧暦の5月5日、中国の『端午節』!
中国人はこの日、春秋戦国時代の政治家かつ詩人であった屈原を記念するために、必ず中華粽を食べることから、端午節は『粽子節』(ゾン・ズ・ジェ)とも呼ばれています。
今回は中国で一番人気の高い、浙江省の嘉興市原産の「嘉興鮮肉粽」(ジャ・シン・シィェン・ロウ・ゾン)の作り方をご紹介します。
「嘉興鮮肉粽」の作り方
「嘉興鮮肉粽」の原材料は粽の葉、もち米、豚肉しかないですが、作り方にこだわりがあります。
特に肉の脂身が、ふんわりしていて香りと旨味があります。でも、脂っこい感じがしないので、もちもちとしたもち米との組み合わせは最高です!
調理時間:90分
食材など | 豚肉赤身(400g)、豚肉脂身(200g)、もち米(1000g)、粽の葉(適量)、綿糸(適量) |
味つけ | 混合醸造醤油(200g)、本醸造醤油(200g)、紅焼汁(180g、テリヤキソースでも可)、砂糖(27g)、白酒(20ml)、水(適量) |
1.準備
・粽を作る前夜、干した粽の葉を冷たい水で一晩浸けておく。(葉が平らになるように、上に石を一つ載せる。)
・粽を作る直前、新鮮なもち米と粽の葉を洗浄し、もち米の水を切る。
2.調味
・混合醸造醤油、本醸造醤油、紅焼汁(テリヤキソースでも可)、砂糖をもち米に入れて、十分に混ぜる。
・豚肉の赤身と脂身を長方形に切り、白酒を入れて、お酒の香りが消えるまで揉みこむ。
・混合醸造醤油、本醸造醤油、紅焼汁(テリヤキソースでも可)、砂糖でお肉を2−3時間漬ける。
3.粽を包む
・粽の葉を2枚重ねて、漏斗の形にして、Step2で用意したもち米を入れる。
・お肉を入れて、上にもち米をいっぱいになるまで入れる。
・葉の残りの部分できつく包み、綿糸で縛って出来上がる。
(包み方はビデオをご参照ください。)
食べる時は蓋をかけて、1−2時間くらい煮てから食べてください。
まとめ
中華粽はお肉以外、咸蛋黄(塩漬けたまごの黄身)、栗、あずき、椎茸、棗など、たくさんの食材を使った異なる味つけがあります。
近年、中国のインターネットでは、「塩っぱい粽」と「甘い粽」の論争があったとか。
ちなみに四川では燻製のお肉の香りがある腊肉(四川風燻製干し肉)、ぴりっとした爽やかな痺れがある花椒(ホワジャオ)入りが人気の粽です!
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中川正道、1978年島根県生まれ。四川師範大学にて留学。四年間四川省に滞在し、四川料理の魅力にはまる。2012年にドイツへ移住。0からWEBデザインを勉強し、フリーのデザイナーとしてドイツで起業。2017年に日本へ帰国。「人生の時を色どる体験をつくる」をテーマに妻の中川チカと時色 TOKiiRO 株式会社を設立。
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